ブータン

ボブ・マリ

2011年11月17日 08:35

2011年11月17日(木)


ブータン国王夫妻が来日された。
若いきれいなお嫁さんと結婚したばかりの国王。
ニュース映像で見たところでは,伝統衣装のゴーの種類がいくつもあって,色あいもモダンだったりする。
白地にあっさりとした格子が入っているのが,とくに素敵だった。
足元はきっとエーグルのカーキ色のブーツだ。なかなかおしゃれな国王と見える。
お妃の衣装も豪華である。

明日は福島県の相馬市に来られるとのこと。

前にも書いたように20数年前にブータンに行ったことがある。
インドカルカッタに入り,飛行機でカトマンズ,そこから陸路でブータンへ,という経路だった。
いまは,バンコクかどこかを経由地にして飛行機でブータンに入れるのかな。
いまニュース映像などで見るブータンは,基本的に変わってないが,ひとつ違うと思うのは女性の髪形。
私がいったころは,女性はショートカットで,長く伸ばすのは服喪の意味だと,たしか聞いた。
でも今回,皇太子が1987年にブータンを訪問されたときの映像がテレビで紹介されたのを見ると,皇太子を出迎えたのは松田聖子カットの女性だったから,都会の,一部の層では,すでに伝統は変化しつつあったのかもしれない。

ブータンの人たちは気さくでちょっと恥ずかしがり屋だった。
パロハイスクールの女の子(この子は堂々としていた)が道で私に話しかけて

私はあなたに似た人を知っている

と言った。そう,ブータンの人は日本人とよく似ているし,私の顔はどちらかというとブータン系らしい。

訪れたのは3月末,ブータンの春の祭ツェチュのときだった。
山間にひろがる里には桃が咲いて独特の建築様式の白壁に濃いエンジの窓をもつ家々が並んでいた。
旅行の参加者はみな口々に

桃源郷やなあ

と言った。

今までに行ったところでもう1回行きたいところのベストワンはブータンである。




これがそのとき買ってきた女性の伝統衣装,キラ。
だいぶ褪色しちゃったけど。
一枚布をからだにあわせて巻き,コマと呼ばれるブローチでとめ,サッシュベルト(名前を忘れた)でウェストをしめる。
今回来日された王妃はそのうえに上着を着ておられるのだと思う。







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