2009年12月12日

焙じ茶豚

2009年12月12日(土)

いま発売中の「うかたま」に掲載されているレシピを参考につくってみた。

岩手のタイマグラ在住の安部智穂さんのレシピです。


焙じ茶豚


薄切りにして,先日買った工房壱の中皿に盛る。
厚焼き玉子も。

「うかたま」レシピはひれ肉だが,私は肩ロースで。
タコ糸でしばった豚肩ロースかたまりをなべにいれ,ひたひたの水を注ぐ。焙じ茶を豚の上にのせて蓋をし,弱火で1時間くらい煮る。
肉をとりだし,キッチンペーパーで水分をふき,容器に入れてしょうゆを注ぎ,蓋をして冷蔵庫で保存。途中でひっくりかえす。
一晩おいて,マスタードを溶いたしょうゆでいただく。


これがとても簡単なのにたいへんおいしい。
このところ豚というと塩豚にして煮込みにしたりソテーにしたりして食べてきた。塩豚は豚の深い味を引き出すレシピであるが,この焙じ茶豚のあっさりした味わいもまた豚のおいしさといえよう。

前にウーロンポークというのは何回かつくってみた。
確か土井信子さんのレシピで。それは,ウーロン茶を煮出した汁で煮るというものでそれもさっぱりしておいしかった。
こっちの焙じ茶ポークはお茶っ葉をのせるだけだからより簡単ですね。

冷蔵庫で数日もつようではあるが,おいしいのであっという間になくなってしまいそう。


「うかたま」は農文協が出している季刊誌。
農に根ざす食を,少しおしゃれに演出して,でも素朴さも残して,という雑誌である。定期購読しております。

タイマグラは,数年前に「タイマグラばあちゃん」という映画で知った。
電気もガスも通わぬ早池峰山麓の小さい小さい集落。
開拓民として入った人々が次々と離村するなか住みつづけてきた久米蔵じいちゃんとマサヨばあちゃんの暮らしを追うドキュメンタリーである。
この二人がとても魅力的だったと記憶する。

そして,「うかたま」に連載している山小屋フィールドノートの山代陽子さんはタイマグラに旅行者としてやってきて住みついてしまった人。
上述のレシピの安部さんという草木染め作家も,そういう人のようです。

タイマグラ。
一度いってみたい場所のひとつです。



Posted by ボブ・マリ at 11:31│Comments(0)
 
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