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2010年02月28日

場の創出

2010年2月28日(日)

今夜の「劇的!ビフォーアフター」は,プレハブの4世帯アパートを一軒家にリフォームするというもの。
8時からの「龍馬伝」をやってる間は見なかったので,最初の1時間と最後の5分ばかりを見ただけだが,すばらしい家に仕上がっていた。
通りに面した広い玄関口から,子どもたちが上がりこみ,近所の人たちが集まってくる。

昨日の「人生の楽園」でも,三戸の「しゃべり場」をつくった60代の女性たちが紹介されていた。

人が集い,しゃべり,ものを食べる。
ときには,ものを売る。
こういう場が21世紀の新しい「地域」ってやつじゃないのかな。
伝統的な地縁が崩壊したいま,誰か,声をあげる人があって,新しい「場」をつくれば,ニードはあるんだもの,人はよってくる,集まってくる。その「場」は小さくていい。
その場を構成する人たちの身の丈にあった無理のない場。
そういう小さい「場」が日本各地にできれば,日本もかわってくるんじゃないか。希望のもてる国になってくるんじゃないか。

今日の「龍馬伝」で龍馬が悩みぬいたあげくこそっと逃がしてやった山本は,流浪の末,函館でロシア正教と出会い,日本人初の司教になったという。
これってすごいことであるなあ。
このあいだ「ブラタモリ」で,タモリたちが訪れた東京の「東京復活大聖堂」は,この山本も建立に携わった教会であるらしい。
この事例もそうだが,小さい「場」に蒔かれた種がまた別のどこかで実を結ぶことにもなろう。
いま気づいたけど,蒔くって,いい字だ。
くさかんむりに時。
時熟ってことですね。




  


Posted by ボブ・マリ at 22:29Comments(0)テレビ

2010年02月28日

すね肉の赤ワイン煮込み ほか

2010年2月28日(日)

2月は今日で終わり。
早いですなあ。

昨日は合宿研修で岳温泉に一泊。
夕食のあと,研修メンバーで芝居をした。
なかなかの出来。
芝居はおもしろいなあ。
一昨年の12月に沖縄で合宿したとき,老若男女あわせて即興芝居をした。今回は脚本のある芝居で練習も何度かしたし,衣装や小道具もけっこう凝った。
即興もよし,きちんとつくった芝居もよし。

さて,今宵のメニュー。
牛すね肉の赤ワイン煮込み,白菜と帆立のさっと煮,ゆでキャベツのサラダ。




赤ワインですね肉を煮込み,いためた玉ねぎ,セロリ,しいたけ,エリンギ,レンコン,にんじん,ゆでたじゃがいもを加えた。



こちらは白菜と帆立のさっと煮。
「クロワッサン」の川津さんのレシピで,ざく切りの白菜と帆立(水煮の缶詰)を,缶の汁,しょうゆ,塩,酒で10分ほど蒸し煮にする。




ゆでキャベツには,市販のエゴマドレッシングをかけています。




  


Posted by ボブ・マリ at 20:36Comments(0)おウチごはん

2010年02月26日

盛り付け箸と弁当

2010年2月26日(金)

先日の京都で,市原平兵衛商店の盛り付け箸を買ってきた。

四条大丸の向かいを南に下る。小さな店。
こういう店,知りませんでしたわ。

盛り付け箸は先がうんと細くなっていて,繊細なおかずを繊細に盛ることができる。

・・・あんまり繊細なおかずってつくらないんだけど。

でも私淑している辰巳芳子さんが,「買うべし」といっていたし。

反対側はへら状になっていて,くずれやすいものをすくったり寄せたりできるとのこと。「お弁当のおかずを寄せたりもしはるみたいです」と店のご主人。

そんな盛り付け箸で盛った今日の弁当。



いつもより美しく盛れたかしらん?

おかずは鶏ミンチのつくねと長ネギを焼いたもの,小松菜のおひたし,錦糸卵です。

いつものお弁当箱を職場で洗ったあと持ち帰るのを忘れたので,ちがうのを使っています。
数年前,コペンハーゲンのボダムで買ったステンレスの容器。

弁当箱って,夜のうちに流しに出し忘れて,朝あわてて出して母に怒られることが多かった。
それにしても。
弁当つくらないだけでなく,弁当箱を自分で洗うこともしなかったのか,わたし。




  


Posted by ボブ・マリ at 08:12Comments(0)お弁当

2010年02月26日

結城美栄子さん

2010年2月26日(金b

先日の焼き物買いのドライブで買ったもの,もうひとつ。




結城美栄子さんのタイル。
信楽で買いました。

結城美栄子さん。
80年前後くらいまで,テレビドラマで重要な脇役として登場するのをよく見ていた。口のたつ小姑,なんて役どころが似合った。
その後,雰囲気のある陶器の人形をつくる作家としての活動にシフトされる。
ヴェネチアの仮面を思わせる,華やかで妖しい雰囲気。
人形は手の出る値段じゃなかったので,このタイル。

辻村ジュサブローさんの人形とも共通する雰囲気がある。

NHK教育でやっている,三谷幸喜脚本の「三銃士」も,そういう雰囲気を念頭につくってますね。

こういう世界ってひかれる。

と,こんなことを書いているとどんどん思い出してきた。

中学生のとき。授業ではなく,家庭科室で何かの順番を待っていたとき。手持ちぶさたに家庭科室の本箱に入っている本を見ていた。その中にチェスのオリジナル人形がのっている本があった。あれは・・・寺山修司のアイデアでつくった人形ではなかったか。
その人形の雰囲気もなんとも妖しくてエロチックで。
あの本,もう一度見たい。

いま,寺山修司,チェス,で検索してみたところ,「密通チェス」なるものを寺山修司が考案していたのですね。
たとえば「奥様」は浮気性で多方面に進めるが,相手方の駒は「小間使い」と「書生」しかとれない。
ははあ,これ,だな。
あのとき私が見ていた本は,このチェスのアイデアをもとに,人形作家さんがつくったものだったのだろう。

あの本。探してみよう。




  


Posted by ボブ・マリ at 00:05Comments(0)雑貨

2010年02月25日

「チャンまま」

2010年2月25日(木)

このタイトルで何を意味するかわかる人は相当,マンガを読んでる人ですね。

佐々木倫子の最新作「チャンネルはそのまま!」。
略して「チャンまま」・・・って言ってるのかな?作中にちょっとそういうコトバが出てきたから,言ってるんじゃないかと思うんですが。

スピリッツに連載中らしい。私は単行本で知りました。第2巻まで出ています。
今度は北海道の民放テレビ局が舞台で,主人公は女子初めての「バカ枠」で採用された報道記者,雪丸花子。

「バカ枠」って!
あるのかな。なさそうでありそう。

傍若無人の天然キャラ,それに仕方なく巻き込まれサポートする羽目に陥る普通人,という組み合わせは,佐々木倫子マンガのいつもの構造です。
今回は不本意にも巻き込まれていくのが,同期の報道記者,山根はじめ君。最初の登場のころはちょっといぢわるだったんだけど,その後否応なくいい人にならされてしまっている。
佐々木マンガにはめづらしく,今回はロマンスに発展するのかしら。

そのほかのキャラも濃いです。
私はフリフリブラウスの広報部長と,先輩バカ枠の疑いをもたれている情報部の小倉部長,同期なのに「さん」づけで呼ばれる老け顔の編成部・北上隼人が好きですね。

佐々木倫子を初めて読んだのは「動物のお医者さん」。
そこからさかのぼって「食卓の魔術師」などの魔術師シリーズを読みました。
その後,どちらかというと寡作なこの作家の作品はほぼ全部読んでいます。「おたんこナース」「Heaven?」「月舘の殺人」。

上述したように,まわりに迷惑をかける天然キャラと,ひどい目にあう常識人との塩梅が抜群で,「動物のお医者さん」だと,ハムテルのお祖母さん,お母さん,漆原教授,菱沼聖子,ミケあたりが加害者で,被害者は主人公ハムテル,ハムテルのお父さん,菅原教授,チョビあたりでしょうか。もっともミケは一見こわもてでも実はアネゴ肌だから,親切を仇で返されてひどい目にあったりもしている。また常識人も自分の常識だけだと煮つまっちゃうから,ときどき加害者の破壊行動を受けることで活性化するということもあります。菅原教授と漆原教授の関係のようにね。

「チャンまま」。
じわじわっときます。
「バカ枠」って言葉だけで思い出し笑いができる。

もうひとつ。最近買ってよかったのは,吉田秋生の「海街diary」の第3巻。
これもね~,人間模様がまたちがったふうに動いてきて,いいんですよ。こちらはじーん,と来る。


  


Posted by ボブ・マリ at 11:36Comments(0)マンガ

2010年02月24日

すっぽん

2010年2月24日(水)


二日間の仕事を終えて,昨夜は京都・東九条にて友人3名とすっぽん鍋を囲む。
4名で,すっぽん一匹つぶしてもらいました。



これはなんと刺身です。
グロいように見えて,実に美味。
右の真ん中は肝。
右の下は卵と腸。
その左隣は心臓,もひとつは不明。

身ははごたえよく,肝はとろけるように甘い。




で,こちらが鍋。
ガメラさんのお手々ものぞいてます。
コラーゲンたっぷりで,お肌にもよさそう。

このお店はふぐも安くて,てっさ,ヒレ酒もいただきました。

また来たいね,といって別れました。

今朝,福島に戻ってきたのですが,春のような暖かさ。
昨日の京都もとても暑くて,思わず百貨店で春もののスカートを買い,タグをはずしてもらってそのまま着替えるほどでした。
福島も今日は16度まで上がっているらしい。
一挙に春,ですな。
  


Posted by ボブ・マリ at 14:32Comments(0)外ごはん

2010年02月22日

伊賀焼の里

2010年2月22日(月)

昨日は母,叔母,従兄弟と一緒に三重県,伊賀の伊賀焼の里,丸柱にいってきました。
信楽,伊賀,と焼物の里をつなぐ道を車で走り,やまほんギャラリー,長谷園,土楽と窯元をめぐりました。

ギャラリーやまほんで,内田京子さんの湯呑み,城進さんのミルクピッチャーを購入。
長谷園では「かまどさん」3合炊きを購入。私はこれの2合炊きを使っていますが,今回のは実家用です。
そして土楽では黒鍋と水コンロを購入。黒鍋は空焚きのできる土鍋。だから焼いたり蒸したりの調理法が可能です。水コンロは,卓上で使える炭を燃料とするコンロです。在庫がなかったため後日送ってもらうことに。

その後,伊賀市街地に出て,伊賀肉のランチを食す。

三重県に生まれ育った私ですが,三重県のことはあまり知らないなあとつくづく思う。
京都から三重県は近いし,これからもちょくちょくいってみたいと思います。次は世界のカメヤマモデルの亀山,そして関宿へ行くことを考えています。




これは,ギャラリーやまほんで買った内田京子さんの湯呑み。
ミルクピッチャーは,運転してくれた従兄弟にあげました。
  


Posted by ボブ・マリ at 08:52Comments(0)

2010年02月20日

またもや文具好き〜色の好み


2010年2月20日(土)

関西に来ています。
夕べは和歌山の友だちの家を訪ねてワインを飲みつつおしゃべりを楽しみました。
今日は和歌山市の「じゃんじゃん横丁」に行き,たこ焼き屋でカレーを食べたあと,「もくれん」というコーヒー屋さんで「早春ブレンド」というコーヒーを飲みました。なかなかおいしかったので豆を買った。

その後京都へ。伊勢丹で買い物して地下鉄に乗ったら,伊勢丹の美術館で「高橋真琴展」をやってるという広告。明日までらしい。惜しいことした。わかってたら見たのに。
高橋真琴。なんと懐かしい。高橋真琴の絵のかかれた色鉛筆を,もってた。
電車の中の広告ポスターの少女は,ほとんど黒目しかない大きな目の中に大きな星と小さな星。全部で8つくらいはあろうか。そしてとてもこれでは呼吸はできまい,と思われる小さくて穴の開いていない鼻。小さな口。つぼまった細いあご。魅惑のたてロール。背景のお花。
見入ってしまった。


さて,最近買った文具。
動物のクリップです。




象に豚に牛。
なんということはないが、こういうの好きです。ミドリカンパニーという会社の製品。いわゆる大人買いってやつです。
有名ブランド店で「ここからここまで」という買い方は生涯無理ですが、せめてこれくらいの傲慢は許されよ。






こちらはトラベルノート。先日買ったのとは別のタイプ。こちらの方が薄手です。
あ、このショッキングピンクってやつ、素通りできない。何なのでしょう。もっと若い頃は赤が好きで、赤いカバン、赤いリュック、赤い靴、赤い帽子、など使っていて、丑年だからかなあなんて言ってた。今はピンクにシフトしてきました。しかも濃いピンク。
ワインカラーも好きですね。もちろんワインも、ね。
青系統も昔はネイビー好きだったのが、パキッとしたウルトラマリンなどを好むように。この前買った東恩納さんの板皿の青はどんぴしゃ。そういう色の好みでいうと、雑誌で見たマッキントッシュの青のステンカラーコートが目から離れない。マッキントッシュのゴム引きコートには前から憧れていた。この際、今年は手に入れてみるか。青のマッキントッシュ。
  


Posted by ボブ・マリ at 23:25Comments(2)雑貨

2010年02月18日

続 皿に描く

2010年2月18日(木)

東恩納美架さんの皿をまた使う。

今回は蒸し野菜を盛ってみた。





紫イモの色が効いてましょう?

野菜は紫イモのほか,ジャガイモ,にんじん,ブロッコリー,レンコン。ソースは生クリームを使っていないバーニャカウダ(ニンニクとアンチョビのみじん切りをオリーヴオイルで煮たもの)。


続いては



カリフラワーのスパゲッティ。
ちょっと画像は,天井の電灯の光が反射してぼやけましたが,白の多い料理も合うみたいです。

スパゲッティをゆでるとき途中でカリフラワーを加えて一緒にゆでてしまいます。ニンニクとアンチョビのみじん切りをオリーヴオイルでゆっくり炒めてスパゲッティのゆで汁を加えて弱火にかけながらゆすって乳化させたソースにスパゲッティとカリフラワーを絡めます。
「クロワッサン」に掲載されていた川津幸子さんのレシピです。

  


Posted by ボブ・マリ at 21:52Comments(0)おウチごはん

2010年02月18日

藤田まことさん死去

2010年2月18日(木)

藤田まことさんが亡くなったとのこと。

好きな俳優だったなあ。
てなもんやシリーズもはぐれ刑事純情派も必殺シリーズもいいが,私が一番心に残るのは「けったいな人々」の絵にかいたような総領の甚六,頼りない長男の役。
70年代のNHKのドラマです。
昭和初期の大阪を舞台に老舗の商家,だったかな,その家の人々の様々な人間模様を描いたドラマで,長男が藤田まこと,長女が八千草薫,次女が武原英子,三女の名前は忘れてしまった(顔は思い出せるが)。三女の夫役は,いまの朝ドラ「ウェルかめ」で,主人公の幼馴染の医師のおじいちゃん役をされている方です。父と母も同じく顔は浮かぶが名前が出ない。どちらも大阪のドラマによくご出演だった方々。
その長男,藤田まことは,家も継がず,放蕩して,林美智子演じる女性と所帯をもつが,妻に先立たれる。で,その後,「続けったいな人々」でだったか,妻の面影を重ねた女性,三島ゆり子と再婚して,おうどん屋をやる・・・んじゃなかったかな。
だめな男なのに育ちの良さが品の良さに出て,魅力的だった。
私は小学生だったけど,このドラマの藤田まことが好きでしたよ。

数年前の松たか子と共演した,徐々に出番のなくなってきた役者を演じたドラマも,時々しか見てなかったけど,藤田さんの味が出ていたと思う。

2年前の映画「明日への遺言」の軍人,岡田資役も藤田まことなればこそ。

藤田まことが出てくると何か安心したなあ。
画面がぴしっと締まるというかね。
安定した品のよい大阪弁。
魅力ある低音。
歌のうまさ。







  


Posted by ボブ・マリ at 19:25Comments(0)

2010年02月18日

福島に帰還

2010年2月18日(木)

火曜日の夕方,福島に戻りました。
気温差は13度ぐらいだったかな。

不在の週末は暖かかったようで,通勤の道ばたにフキノトウが沢山顔を出しておりました。
一転して今日,木曜は雪。
































なかなか変動激しい。

まあでも,寒さのピークは越したような。
これから雪降ったり,暖かくなったりで,徐々に春に向かっていくのでしょう。

今週末は,関西出張です。
関西も寒いかな?

  


Posted by ボブ・マリ at 10:00Comments(0)自然

2010年02月15日

団体で勝ったのだ

2010年2月15日(月)

NHKのオリンピック関連番組で,長野五輪のジャンプ団体金メダルの秘話を知った。

ドイツに水をあけられた状態で吹雪による競技中断。
日本としてはどうしても再開して逆転したい。
その再開の証拠を作ったのがテストジャンパーたちだった。
テストジャンパーには,代表の選考にもれたジャンパー,女性のジャンパー,聴覚障害のジャンパーなどがいた。
彼らが,吹雪で前が見えないなかで,恐怖心を克服して,転倒することなく無事に,また大きなジャンプを飛んだ。それゆえ競技が再開され,テストジャンパーたちの思いを十分すぎるほど受けて飛んだ代表選手たちは見事なジャンプを飛び,金メダルを手にした。
金メダルをとったときの原田の

おれじゃない,おれじゃない

にはこんなエピソードがあったのだね。

ジャンプ団体金メダルは,まさに「団体」の勝利だったのだ。

号泣・・・・・・・・・・

  


Posted by ボブ・マリ at 23:31Comments(0)スポーツ

2010年02月15日

今朝の朝ごはん

2010年2月15日(月)

明日には沖縄を発つ。楽しい時間はたつのが早い。
そろそろ残り物の整理に入らねば,と今朝の朝ごはん。




赤いのはブロッコリーを野菜ジュースで煮てパルメザンチーズをふったスープ。器は土曜日にいった大嶺工房で買ってきた。

小さい皿はみじんぎりのマグロをタルタルソース,オリーヴオイル,おろしニンニクで合えたディップソース。金曜の夜会食した友人に教えてもらったレシピ。残ってた香菜のみじんぎりを混ぜました。
薄く切ってトーストしたプラウマンのパンにのせていただく。
この黒い皿も,大嶺工房です。


香菜,好きな人は好き。嫌いな人は嫌い。
カメムシのにおいがするけど,私は大好き。

雨雲の沖縄,今日の仕事にいってきます。


  


Posted by ボブ・マリ at 08:30Comments(0)おウチごはん

2010年02月14日

リリーさん

2010年2月14日(日)

「龍馬伝」を見る。

おおっ,リリーさん登場。
ダビンチのようなマルチクリエーター。ぴったりじゃないですか。

墨を絵皿に移し,筆に含ませて,・・・・おでん君を描くのか,と思っちゃった。
完成したのは,天龍寺の天井絵のような龍,でしたね。

「竜馬が行く」にもこの小龍なる人物は登場してたのかなあ。覚えがない。けれど龍馬に「世界」への視点を与えるとても重要な人物ですね。


最後の海岸のシーン,よかった。
龍馬の稚気。素直に叔父に甘える春猪。見つめる父。
みんな龍馬が大好き。
こういうの見ると,人間,甘やかしていいのだ,という気がする。
いや,もっと正確にいえば,家族が互いに強い関心を寄せ合ってればいいんじゃないの?

それと今日の放送でよかったのは,小龍のもとに集まる3人の男たちのやりとり。
武市,弥太郎,そして龍馬。
武市と弥太郎の知と感情の格闘技。そしてそこに割って入る,ケンカの嫌いな龍馬の,煮え切らないともいえるが柔軟な発想がきざす発言。
それを雪隠で聞いている小龍。

今のところ私は江戸の人物群より,土佐の人物群のほうが好きだなあ。

小龍さんたら,ふいに坂本家にあらわれていついちゃう。
まるで「浮浪雲」みたいです。

小龍の龍馬評が,いい。

年取ってできた末っ子ゆえ,心配でしょうがない,と気恥ずかしさを抑えて父が告白すると,小龍は

みんなにかわいがられて,だからあのようにやさしい人間になったのだろう。
だが,あの男は,太い,ぞ。

龍馬の太さ。
残念ながら,まだ福山龍馬そのものに太さは感じられないけど,このように周りの人物が龍馬に向ける視線で龍馬の輪郭が浮き彫りにされていく,という趣向でよいのでありましょう。

ほんとは,もうちょっと剣がうまいといいのだけど。
「竜馬が行く」では,剣術の修業の結果,龍馬の構えは,隙だらけに見えて大きい,ゆらり,と立った龍馬のどこに攻撃をしかけたらいいのか,わからない,というように描かれていたと思うので。

  


Posted by ボブ・マリ at 22:29Comments(0)テレビ

2010年02月14日

明けましておめでとう

2010年2月14日(日) 旧暦睦月一日

今日は旧正月。
糸満に出かけ,知人の案内で,旧正月の準備をしておられる家を訪問させていただいた。

そのほか,思いがけない出会いもあったし,この知人は,ほんとに出会いのツキをもっている人である。



写真は,大漁旗で彩られた船の船首に飾られた正月飾り。竹と松と黄色い花でできている。

午後はこの知人とともに,やんばる・本部の別の知人の家へ。
夏のウンケーのときに訪問させていただいた家であります。

正月料理をいただいて,その家に集まる人たちと話をし,かえってきた。

今年もいろんな出会いをし,いろんなことを思い描く年であるといいなと思います。

  


Posted by ボブ・マリ at 21:59Comments(0)沖縄

2010年02月14日

皿に絵を描く

2010年2月14日(日)

東恩納さんの皿はそれ自体がアートのようだから,絵を描くように盛り付けてみた。




シーザーズサラダ。
思った以上に色の取り合わせがうまくいったと思う。

木曜の夜,モフモナで食べたシーザーズサラダと,土曜日の昼,ランチを食べた北中城の「プラウマンズ ランチ ベーカリー」のワンプレートランチの中央にのっていたサラダ。その両方を思い描きつつ。

見た目だけじゃなく,おいしさもグッド。

プリーツレタス,ロケット,ハンダマー,生ハム,ケッパー,パルメザンチーズ,クルトンを使っています。

この日はコートドールで買ったモエシャンドン(オーストラリア)のロゼを抜き,ブルーチーズ,プラウマンズで買った酒粕を使ったパン,アボカドとマグロのわさび和えを。





そのほか,「クロワッサン」にのっていた川津さんのレシピで,スペアリブの豆チ蒸し,魚の入った中華風茶碗蒸しも食した。



  


Posted by ボブ・マリ at 21:47Comments(2)おウチごはん

2010年02月11日

沖縄到着

2010年2月11日(木)

15時ごろ,那覇空港に到着。
気温は25度と,夏のよう。昨日まではもっと低かったそうですね。

レンタカーを借りて友だちをピックアップして宜野湾方面へ。

モフモナの雑貨があいてたのでのぞく。
のぞいただけでは終わらなかったですね。
かっちまいました。





東恩納さんの皿。
前回,12月に来たときはこれの横に長いやつを買いました。

青にあわせる料理って難しい。
テレビでやってた,芸能人のダイエット挑戦番組で,すべてが青く見えるめがねをかけるというのがあった。食べ物が青く見えると食欲が減退するそうだ。
青い食べ物ってあんまりないですもんね。
ソーダ水くらいかな。
ブダイは青いけど,食べるときは皮をひいて,白身にしますもんね。

さて,この青い皿に何を盛れば映えるか。
友だちと考えた。
やっぱり緑系?アスパラとか。
あるいは白で,豆腐。そのうえになんかタレをかけて。

その難しさに挑戦する気持ちでかっちまいました。

機中で読んでた「クロワッサン」。節約がテーマ。
節約法の本の著者が,しつつもどこかで買い物の欲求を解放することも大事,というようなことも言っている。その人の場合は,タオル,手ぬぐい,箸置き,豆皿はよし,と自分に許しているそうである。

私は何かなあ,と考えて,器と袋物は許している,と。
器。ちょっとくくりが大きすぎますか?
まだまめ皿だけ,という小さいカテゴリーに自分をおさめることはできないなあ。
でも器も人も,出会いはインスピレーションですから。

ともかく,この器を買うときモフモナの若主人さんと東恩納さんの器についてしばし話。
ソフトな語り口の素敵なご主人。友だちは「中年殺し」と。たしかに。

そのあとモフモナのカフェのほうに移動して早めの夕食をいただきながらあれやこれやおしゃべり。
私はこれからの夢を語ったりしていました。

さて,明日は仕事。
そして夜は友人たちと会食です。






  


Posted by ボブ・マリ at 23:38Comments(0)

2010年02月11日

沖縄へ

本日より沖縄へ。来週火曜までの滞在です。いま仙台空港で搭乗を待っています。
福島は今日からまた寒くなるようで、午後には雪らしい。その雪がやってくる前に飛び立ちます。沖縄は雨模様のようですね。
それではまた沖縄、よろしく。
  


Posted by ボブ・マリ at 11:15Comments(0)沖縄

2010年02月10日

石狩鍋風汁のはて

2010年2月10日(水)

家庭料理は半返し縫い,とは檀晴子さんのコトバだったか。

今日のご飯は明日のご飯のもとである。
日曜日の石狩鍋風汁は,月曜日に酒かすと豆腐,ゆずこしょうと練りゴマが加えられてパンチの効いた(あ,死語?)粕汁になったのである。





見た目はその前の石狩鍋風汁となんらかわりませんが。

この汁のベースは昆布とかつおの出汁。そこに鮭を漬け込んていた味噌だれ(味噌とみりんと酒),牛乳とバターが加わり,さらに酒粕,ゆずこしょう,練りゴマが加わった。結果,とてもコクのある,奥行きのある味になった。具は味噌漬けにしていた鮭,大根,にんじん,レンコン,ねぎ,こんにゃく,しいたけ,えのきだけ,薄揚げ,豆腐。
これらがあわさって,老舗の鰻やの先祖伝来のタレもかくや,と思わせる深みのある味になったのである。
viva,家庭料理。

ここまであれやこれやを混ぜなくても,粕汁に練りゴマとゆずこしょうを加えるのは,ぜったいオススメです。





  


Posted by ボブ・マリ at 00:50Comments(0)おウチごはん

2010年02月08日

ローマの休日

2010年2月8日(月)

BS2でやってたのを見た。

もう何回見たかしれない。せりふもところどころ暗記してる。
いちばんすきな映画といってもいいかもしれない。

初めて見たのは中学生だったか高校生だったか。
NHK教育で,名画劇場といったか,古い映画をときどきやってた。そのワクで見た。
すべてが素敵だった。食い入るように見たっけなあ。

映画の終わりにNHKの川上という男性アナが出てきて,対談の相手は忘れたが,映画の感想を話し合うなかで,

 グレゴリー・ペックもいいんですよね。
 あの,最後の記者会見が終わったあとの表情とか。

というようなことを言った覚えがある。

ペック先生,余裕の,懐深い演技です。
新進女優を新鮮な驚きと愛情をもって受け止めているのがよくわかる。
こういう一生で一回しかとれない映画に参加できてうれしいなあ,という感じも伝わってくる。

映画の出だしはみごとな喜劇。
睡眠薬で半覚醒の状態のアン王女を,王女としらず,自分のアパートにつれていかざるを得なくなるところ。最高ですね。
バンビーノのおっちゃん。
手すりの向こう側を歩いていってしまったアン王女をむきかえさせて階段のぼらすところなんて,パーフェクトなコントではありませんか。
カウチで寝ろよ,といったのにちゃっかりベッドで眠っているアン王女に腹をたててシーツをぱっともちあげて彼女をカウチに転がすところ。オードリーは身の軽い人だ,手品かサーカスみたいにコロリン。
翌日,拾った娘がアン王女とわかって,アパートの大家に電話をするジョー。
部屋を見に行った大家の最初のひとことが

ベリッシマ!

このイタリア語の響き,いいなあ。

誰も入れるな,誰も出すな

と命じるジョー。それに素直にしたがって近衛兵よろしく銃を片手にドアの前を往復する大家のおかしさ。

この映画の始まりがすぐれた喜劇の味わいであるがゆえに,後半の,実らぬ恋のせつなさがいやまさる。

そしてたった一日の恋だったが,その恋がこの王女をいかに成長させたかが,仕えるものたちへの威厳ある態度にあらわれる。

 家族と国民に対する責任を覚えなければ,私はここに戻ってこなかったでしょう。
 永遠に。

この部分は,中学生が仮定法を学ぶのにいい例文でありますね。

そして最後の記者会見は品格の見本。


オードリーはだまされやすい女優だった。
そもそもこの映画のオーディションの決め手は,もうフィルムが回ってないと思った彼女が見せた自然な表情だったというし,「真実の口」のシーンではウィルアム・ワイラーとペックが二人で謀ってほんとにオードリーをだましたらしいし。
そういう子どもみたいな,うっかりさ,それがオードリーの魅力である。それがもっとも純粋な形で出たのがこのハリウッドデビュー作であろう。

その魅力をもっともいい形で引き出したさまざまな条件のひとつに,イディス・ヘッドの衣装がある。
上品なボウタイのブラウスとたっぷりした円形スカートのセット。衣装はこれひとつなのに,長袖をまくる,ボウタイをはずす,襟をあける,小さなスカーフを首にまく,といった小さな工夫でどんどんかわっていく。イディス・ヘッドはその後のオードリー主演映画も担当していたけど,私はこの映画の衣装がいちばん好きだな。







  


Posted by ボブ・マリ at 23:49Comments(0)映画